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Middle Phase

◆ Middle 05 ◆

Scene Player ── 斗南 舞

GM:では一方その頃(シーンカードを渡す)。

舞:(侵蝕率上げて)孤児院に向かってます。

京華:電車でがたごとしてる間に、電話がかかってきたりする。

舞:そんなこと言ったら、電車の中だから電話取るわけないじゃないですか(笑)

京華:がーん。ぷるるる、ぷるるる、ぷるるる。

舞:留守番電話になってます。ご用の方は、ピーという発信音のあとに、メッセージをお願いします。がー(笑)

良雄:あれー? どこにもピーがない(笑) ぷーぺーぽーぴーぱー。今、遅れましたね?(笑)

どんな留守電ですか、それは。

京華:要件を入れておきます。橘京華と申します。支部長さんの方から、例の件について動いていると聞きました。よくわからないけど(笑) なので、逢いたいんですけど、どこにいますか? 電話はこの電話にお願いします。がちゃ。

舞:じゃあそれは聞いた。橘京華〜? 誰それ。[情報:裏社会]。

GM:目標値は3。

とてつもなく有名人さんですね。

舞:《ベーシックリサーチ》もいらないやー。(ころころ)12〜。よーく知ってる。ああ、あのパワーキャラさん(笑)

良雄:UGNから仕事を受けることがよくあるらしい。ついでにファルスハーツからも仕事を受けることがあるらしい。

総角:とりあえずフリー。

舞:どうしようかな……。駅着いたら、連絡はこっちから入れよう。もしもし〜? 電話かけた。

京華:かかってきてるんだ。じゃ出るよ(侵蝕率上げる)。

舞:もしもし、橘さんですか? お電話ありがとうございます。

京華:こんばんは初めまして。

舞:初めまして、うさぎです。

京華:うさぎさん? うさぎさんって言うんだ。こんにちは。えーと、守真さんのこと調べてると支部長さんから聞いたので連絡したんですが、今どちらにいらっしゃいますか?

舞:なんちゃら駅にいますよ。で、どのようなお話をすればよろしいんですか?

京華:えーと……何聞けばいいんだろう(笑)

舞:あなたは何を知りたいんですか?

京華:とりあえず守真さんについて知っていることを、全て聞きたいです。

舞:じゃあ……メールで入れておきますね。

京華:はーい、お願いしまーす。

舞:何かあったらまた連絡くださいな。

京華:あ、ちなみにちょっと待ってください。支部長さんのお友達だっていうのは聞いてますか? あと、二人の名前ご存じですか?

舞:名前は伺っておりませんね。

京華:二人とも逢ったりしたので、伝えておきます。

舞:あら、お逢いになられたんですか。どのような方でしたか?

京華:一人が橋本良太さんっていって、支部長のそばで働いてる人で。もう一人が宵谷昇也さんという人で、シス狩りの異端と呼ばれているらしい。

GM:かもしれない。

京華:あ、確証はないんだ。ワイヤー使いらしいので、ちょっと気をつけてください。

舞:はーい。

京華:正義の味方かもしれないですが。

総角:オレ襲われたー(笑)

良雄:おたくは襲われてないでしょだから。キミは彼に守ってもらったんだよ?

総角:明らかにあれは襲われてた! (総角の)基本設定は被害妄想です(笑) 明らかにあの目はオレを狙っていた! 次に逢ったら殺すとあの目は語っていました(爆笑)

目で語り合える男、総角。

京華:電話切れたら、メール来るのを待ってます。

舞:流した。孤児院行く間に、宵谷昇也と橋本良太について……あ、“霧の夢”の名前が出てこなかったな。

京華:あ、言うの忘れちゃった。

舞:先に[情報:裏社会]でその二人。まず宵谷昇也くんについて、いきましょう。《ベーシックリサーチ》〜(ころころx2)9と……19。

GM:極めて特殊なオーヴァード、括弧はてな。

良雄:え、人間?

GM:そういうレベルです。

総角:強そうだ、それは。

GM:圧倒的な強さを誇ります。さらに、いろいろと謎の多い人物。今まではとても足取りがつかなかったんですけれども、最近の情報を総合して、ようやくわかりました。

良雄:優秀な情報屋だ。

GM:シンドロームが3つとか4つとか、複数あるんではないかという噂が流れています。

良雄:複製体の複製体の複製体。

GM:しかもそれぞれのレベルが非常に高い。オーヴァードの域を明らかに超えている、という人物です。普段は高名な芸術家として活躍しています。

舞:私はそっちの方でも知ってるだろう、きっと。

GM:彼は武蔵蓮沼の周辺で事件が起こったときに、武蔵蓮沼に来たようです。

舞:じゃあ、橋本良太くんについても一応振るだけ振りますかね。[情報:裏社会]、《ベーシックリサーチ》入れて(ころころx2)7と、18。

GM:確信もって言えます。味方。

舞:特に裏黒いところもなく。

GM:まったくありません。覚醒が探求、脱走経験ありという人間で、その際に支部長が関わってました。

舞:ふむふむ。

GM:自由を求める気質。こういうのが4人の中にありますが、その中でも一番強い人です。UGNの方で収まっているというのは、支部長と緩い改革グループを作ろうと。そういう人たちを、支部長は集めたんですね。

そんな支部長の育った、孤児院。

そこは今、変わり始めていました。

舞:支部長の名前出して、孤児院の見学をさせてもらいましょう。

GM:させてもらえます。「昔は随分違ったんですけれどもねー。ここらへんも塀に囲まれてまして」

舞:あら。じゃあ今は随分と、見晴らしがよくなったんですねぇ。

GM:「これでも足りないくらいですけれどもね」

舞:ふーん。孤児の人たちはどんな感じかな? 見かけるよね。元気そう?

GM:少し元気そう。

一同:少し?

GM:少し、ってのがポイント。孤児の中でもオーヴァード能力の強い人を集めてます。

舞:んー。UGNの偉い人が今度来るってのは、私聞いてないよね?

良雄:オレしか知らないもん。

舞:それを知らないっていうことは……(悩)

GM:そこでですね。「ひさしぶりなんだよな」と、いつの間に黒コートの男がですね、隣に立ってます。

舞:じゃあ、以前はここにおられたんですか? と振り向かずに答えよう。

GM:「そう……。4人で共に暮らしていた。あまりいい思い出じゃないがな。守真は特にひどかった」

良雄:あいつは昔からやんちゃで(笑)

GM:守真「には」です(笑)

舞:上の人から、気になられるところでもあったんですか? その、守真さんには。

GM:「特にそういうこともなかったんだろうがなぁ。今となっては、もう遠い昔の話だ。わかりはしない」

舞:守真さんが、今何をしようとしているのか。ご存じですか?

GM:「あいつはUGNを嫌っている。UGNが強制的に変わればいいと思っている」

舞:強制的。修正してやるっ。って叫ぶのかな(笑)

GM:「私からも一つ、仕事を受けてほしい」

舞:どのようなことでしょうか。

GM:「守真を止めてほしい。守真は、ファルスハーツともつながっている」

舞:私はただのしがない情報屋ですけれど? そんな私に、できるとお思いですか?

GM:「試してみてほしい。もはやこのような存在になってしまった私では、無理なことだ……」

舞:えーとじゃあ、守真さんがどういう人だったか聞いておこう。ぶっちゃけシンドローム何持ってるの? とか知りたい(笑)

GM:わかります。ブラックドッグ/ノイマン。

良雄:ノイマン来たー! オレと同じか〜。

一同:んん〜?

良雄:んん〜とか言うなよ、れっきとしたノイマンだよ!(笑)

総角:ああ、そういやそうだった(笑)

みんなして一斉に忘れてました。実はGMですらも(笑)

GM:そしてですね、彼自身は直接戦闘能力を持っていません。得意の情報能力を使って、組織を誘導して一騒動起こそうと思っています。

良雄:なるほど、扇動か。

舞:彼と行動を共にしている、もしくは彼が利用しているエージェントなりについては?

GM:一人がシャドー。もう一人がUGNの支部の、“霧の夢”。

舞:あ、やっと“霧の夢”が出てきた。

良雄:がーーーーーん。教官、信じてたのに(笑)

GM:シンドロームはソラリス/オルクス。能力はいっぱいありますね。あと一人、ファルスハーツエージェントの“裁きの雷”。スナイパーとして有名です。

良雄:きたきたきたきたっ。開幕(総角のオープニング)で死んだの、あれが“裁きの雷”だったってオチはない?(笑)

GM:まだ動いてもいません(笑) 結構歳いってますね。シンドロームは教えてくれません。まだ調べてないようです。

舞:はぁい。じゃあ“裁きの雷”について、[情報:裏社会]で。《ベーシックリサーチ》……(ころころx2)20。

GM:ロバート・イングルスという名前です。詳しい能力はわかりませんが、圧倒的な攻撃力のスナイパーです。

良雄:《リニアキャノン》……。

GM:ちょっと不器用で、射撃以外の能力を持っていません。ほんとにスナイプをする人です。

舞:なるほど……。じゃ、“霧の夢”についても、[情報:裏社会]は振ろう。(ころころ)16〜。

GM:16? まず“霧の夢”は一人しかいません。

良雄:教官ー(笑) あなたを信じてたのに。ボクはあなたを殺す。

GM:(笑) 今やろうとしていることがわかります。会合場所……ここで会合の話が出てきますね。

舞:ああ、こいのぼり(薬王寺支部長)とUGNのお偉いさんね。

GM:そうそう。そのビルの、警備の担当をします。ビルの入り口の反対側に、ファルスハーツのエージェントを置いておきます。さらに警備する側に、ファルスハーツのエージェントを呼び寄せる手筈を整えているらしい、ということがわかりました。

舞:会合の日っていつだっけ?

GM:明日の朝、10時。

舞:朝〜? 学校行けよ、こいのぼり(笑)

GM:土曜日ということにしておこう(笑)

薬王寺支部長さんは、14歳の高校生。普段は学校に通っている……はずです。詳しくは公式リプレイを参照のこと。

舞:孤児院の方は、ある程度見たら撤収。黒コートの人に、機会があったらまたお逢いしましょう。といって、立ち去ろう。情報が必要でしたらどうぞ。

良雄:何気に売ってる(笑)

舞:情報屋ですから(笑)

GM:「憶えておこう。だが私はもはや……」 炎となって消えました。

舞:いろいろ情報が出てきたけど、これはどうしたものかなぁ。問題は、パワーキャラにどこまで話していいか(笑)

京華:なになにー。何かくれるのー? それって美味しいー?(笑)

良雄:……ダメだ、話しちゃいけない気がする(笑)

舞:(笑) えーと。守真さんのことを知りたい、ってきたんだよね。

京華:うん。ぶっちゃけ、守真さんに逢いたい?(<-なぜ疑問形?)

舞:逢いたいのか。とりあえずメールを入れて……いや、電話をかけておこうかな。もしもし〜?

京華:はーい、出る。何ですかー?

舞:いろいろわかりましたよ。

京華:ほんとですかー。素晴らしいですねー。

舞:まず、あなたがお聞きになりたかった守真さん。エージェント数名を利用して、UGNの会談を失敗させようと試みる予定のようです。

京華:ほんとですかー? そんな情報、どこから……。

舞:情報屋ですから(にっこり)

京華:UGNを襲うらしい(メモメモ) それは急いで伝えなくては。ありがとうございます。

舞:あなたはどのようなお仕事を受けてらっしゃるんですか?

京華:うーんと……盗聴されて困るから何とかしてください、っていう依頼を受けました。

だから機密保持は?

京華:そういえばその依頼について、何も仕事していない気がします(爆笑)

良雄:こらっ(笑)

舞:あらあら。それは困りましたねぇ。では薬王寺さんには私の方から話をしておきましょう。

京華:あ、お願いします。

舞:他にご入り用なことがありましたら、連絡くださいね。

京華:もちろんです。あ、私の他にもいろんな、個々には違う内容ですけど、動きをしている仲間がいる、はず……仲間、だと思う(笑) ので、もし合流できたら、そのときはよろしくお願いします。

舞:よろしくお願いします。どなたが動いているのか、私は……知ってるかもしれないな(笑) [情報:UGN]を振ってみよう。(ころころ)17。

GM:よう回りますね。知ってるよー。良雄が動いていて、さらに一人(総角)が捕まって、上官に問い詰めたらしいが以下省略(笑)

舞:そんなとこまでわかるんだ(笑)

京華:ではそういうことで。ありがとうございました。

舞:そちらもお気をつけくださいね。かちゃ。

良雄:ちょっと待て。上官に詰め寄ったことがUGNにバレてたら、オレたちまずいんじゃねぇのか?(笑)

総角:私が一緒に行動してる時点で、もうバレてると思っててください(笑)

良雄:まぁいいや(笑)

いいのか?

舞:私はこの後、武蔵蓮沼支部に向かいます。

良雄:うん、向かっている最中に、多分オレから電話が来る。大した情報が得られなかったんだもん。

舞:あなたはどっちの私とお知り合いなんですか?

良雄:UGチルドレンなので、そっち側(情報屋として)だと思いまーす。

舞:わかりました。

良雄:というわけで(侵蝕率上げる)もしもし〜、うさぎさんですかー?

舞:はい、そうでーす。

良雄:情報屋として、教えてもらいたいことがありまーす。

舞:何でしょう?

良雄:ボクが動いていることはもうご存じですよね? 聞きたいことは一つです。“霧の夢”について教えてください。“霧の夢”ってのは、ボクの教官の裏でのコードネームらしいんですよ。

舞:そのようですね。

良雄:ところがこの“霧の夢”というコードネームを騙ってですね(笑) 橘さんに暗殺者を仕向けた人がいるらしいんですよ。許せませんよね!(笑)

舞:何て答えようかな(笑)

良雄:その“霧の夢”の偽者について、何か心当たりはありませんか?(笑)

舞:あなたの上官のお名前は、失礼ですけれども……騙るほどの価値があるとは思えませんが。

良雄:がーん(笑) それはどういうことですか? 多分意味がわからない(笑)

舞:つまり、同一人物ということです。

良雄:いやそんなことはないです。本人は否定してました! 馬鹿だーっ(爆笑)

自分で言ってれば、世話ないですね(笑)

良雄:彼女は……彼女は、嘘をついていたのか? 単純やなこの人(笑) おかしいな、ノイマンなんだけどなーオレ(笑) まいいや。騙されてたんですか、ボクは?

舞:あなたの上官の方は、とっても口が達者なお方だと思っていますけれど。

良雄:(GMに)達者なんですか?

GM:達者ですよ。

良雄:まぁそうですね。でもとっても人のよい人ですよ。そんな人が、そんな人が……。彼女の思い出が、今頭の中にいろいろと(笑)

舞:あなたの言うとおり、本当にいい人なのでしたら、利用されているのかもしれませんね。

良雄:そ、そうですよね。ボクの上官が……。ちょっとだけ希望を見つけた(笑) お願いします、ちょっとこれから協力してください。あなたの力が必要なんです!

舞:私で役に立つことでしたら。

良雄:えぇ、大いに(笑) 今どちらに?

舞:これから武蔵蓮沼支部に向かう予定です。

良雄:ああ、じゃあ武蔵蓮沼駅でお願いします。何時になんちゃらなんちゃら。

舞:わかりました。ではまた後ほど。


◆ Master Scene ◆


GM:ここでマスターシーン入れます。えーと……。(<- いろいろ判定している)

良雄:マスターシーンで、みんなが撃たれている演出(笑)

GM:薄暗い部屋の中に、パソコンが一つあって、一人の男がいます。「あ〜あ。やっぱりあいつ、変わってねぇな。直接あいつとやり合うと、洒落になんねぇや」 みなさん、[隠密]を振ってください。

良雄:みなさん撃たれた!?(笑)

舞:(ころころ)7ー。

良雄:隠密って何? 美味しい? (ころころ)6。

総角:(ころころ)9。

京華:(ころころ)回った。16。

GM:一番低い人。

良雄:オレ6だったよ。撃たれます?

GM:そんなことはありません。「やれやれ、ようやく一人ゲットできたぜ。さてと、こいつ……どうするかな。始末するかな」

京華:次のターゲットだ。

良雄:やったっ。

GM:「UGチルドレンか……。仕方ねぇよな」 シーン終了。


◆ Middle 06 ◆

Scene Player ── 原町岬 良雄

GM:えー、シーンにいる人は[知覚]判定をしてください。

総角:基本的に一緒にいるんですけれど、出てもいいですか?

GM:どうぞ。

総角:はーい(侵蝕率上げる) あの、オレ7未満出たことないんですけど(笑) 

良雄:今日の偏りはそこか(笑)

総角:(ころころ)[知覚]9。

良雄:(ころころ)お、回った。18。

GM:(ころころ)気づきませんでした。

良雄:何が起こるのかな?

総角:弾丸が。

GM:ほとんど見えない勢いで、キミに弾丸が飛んできます。クリティカル+1で……

良雄:関係ねぇ、《竜麟》! ダメージください。ちなみにボクの《竜麟》の演出はですね、何も出てきません。気合いでカバーするって演出です(笑)

京華:何、オーラを発してたりするの?

良雄:うん。はぁぁぁぁぁっ。って感じ(笑)

GM:ではダメージは……(ころころ)33点。

良雄:うおおおおっ。ぎりぎり死んだー!(笑)

総角:目の前で死んだーっ。何、何!?

GM:えー、ものすごい弾丸でした。結構でかかった。

総角:でかい? 大砲?

良雄:そういうでかさじゃないと思うよ……ん? 対戦車ライフル!?

GM:ぶっちゃけ、そう。

良雄:たまにはノイマンっぽいことしてみました(笑) 《リザレクト》〜。

総角:つまり固定だ。(撃ってきたのは)どこ〜?

GM:ビルの上。

総角:上っ?

良雄:いくぞ、《鷹の翼》っ。

総角:いってらっしゃーい。オレ、頑張って階段走る〜(笑)

良雄:《ワーディング》張ってから、《鷹の翼》で……実はオレ、《鷹の翼》をする必要はさらっさらないっていう話があるんだけど(笑)

彼の基本攻撃手段は、前にもやったとおり《飛礫》。つまり射撃(=この位置からでも問題なく狙える)です。

良雄:必要はないけど、演出的にですね、貴様のカードはこれだっ。かしーん。インパクトウィングっ。

一同:おおっ。

良雄:飛んでいきます。シャープな感じの翼ががんと生える! で、どんなヤツがいるの? そこに。

GM:メン・イン・ブラック。

良雄:メン・イン・ブラックがこう、がすっと銃を刺して、狙ってるわけだね? そこに、翼で舞い降りた、オレ。

総角:階段を必死に駆け登る、オレ(笑) えーん疲れるよー。何でこのビル、こんなに高いのー!?(笑)

京華:何でエレベータないの?

総角:エレベータ、何でこの日に限って故障してるの〜?(笑)

舞:可哀想だー(笑)

GM:彼は対戦車ライフルを何か操作して、去っていきます。

総角:追えるなら追っかけます。

GM:では対戦車ライフルは爆発します。その衝撃で、屋上への入り口はぐちゃぐちゃになりますね。

舞:直線的には追えなくなると。

総角:オレが頑張れと(笑)

良雄:じゃあ、動けるだけ動いて、途中のガラスを割ってビル内部に入る。

GM:[知覚]振ってください。

良雄:(ころころ)14。

GM:(ころころ)取り逃がしてしまいました。

良雄:あ、見つからなかった。

総角:じゃそろそろ、(ドアをがちゃがちゃするアクションしつつ)何、開かないよ、開かないよ〜?(笑)

良雄:ぬぅそこか! がちゃっ。何だお前かよ(笑)

GM:ちりちりちり、ちりちりちり。天井が微妙になっていく。

良雄:なんだかわかんないから、とりあえず脱出! というわけで、総角抱えて外に飛び出す。

GM:その瞬間、部屋が潰れました。

良雄:じゃそのまま、下に降り立つ。ふぅ〜。

総角:裏口回ります?

良雄:そうだな。さすがブレーン(笑)

舞:ノイマン、それでいいのか(笑)

良雄:とりあえず裏口に回ります。

総角:ちなみに前宣言しておいたとおり、エレベータは壊れてますんで(笑)

GM:裏口に回ってみると、目の前に一つの紐が。

舞:つまり……そこから逃げ出していったと。

良雄:ああなるほど。どうやらこいつを使って逃げ出したようだな。

総角:ですね。

良雄:暗殺者の一人だろうか?

総角:さぁ?

さすがにこの時点では情報が足りず、判断のしようがありませんでした。

良雄:ところでそろそろ時間なのかな?

舞:なるなら到着しよう。

良雄:じゃそろそろ駅行かないと。彼女はきっと、ヒントを握っているはずだっ。

舞:何のヒントだろう?

良雄:わかんない(笑)

舞:(笑) じゃあ改札を出てきて……こんばんは、良雄さん、総角さん。

総角:ただの一ファンです(笑)

舞:ファンらしい(笑) 一応変装してるよー。

総角:あ、してるんだ。

舞:ちゃんと髪型変えて、サングラスかけて、すぐバレるだろおいっ。っていう感じ(笑)

総角:ま、気づかない(笑)

舞:で、どのようなことでしょうか?

良雄:“霧の夢”です。“霧の夢”について、知ってること全て教えてくださいっ。

舞:えーっと。ソラリス/オルクスでー。べーらべーら(笑)

良雄:UGNの人でー(笑) そんな、やっぱり彼女は……オレの教官はっ……。

舞:ところでその大きな穴はどうしたんですか? 服がすごい破れ方をしてるんだろうから、聞いてみた。

良雄:あ、忘れてましたっ(笑) 先ほど撃たれました。

舞:あらぁ。よくご無事で。

良雄:ご無事ではありませんでしたが(笑) この通りオーヴァードなんで。かくかくしかじか。奴もひょっとして、教官の手のものなんですかっ?

舞:どんな人でしたか?

良雄:黒づくめの男で、対戦車ライフルでものすごい《リニアキャノン》っぽい撃たれ方をしました(笑)

舞:(GMに)そんな恐ろしい暗殺の仕方をするような人は、心当たりありますか?

総角:暗殺なのか、あれは(笑)

良雄:テロだよね(笑)

総角:対戦車ライフルを使っている以上、それの出所をあたればある程度わかるかもしれない。

GM:ひょっとして、調べたエネミーの一人かな。

舞:ああ、雷さんの人かな。それはもしかしたら、“裁きの雷”という人かもしれません。

良雄:ご存じですか?

舞:べらべら(笑) こんなスナイパーの方がいらっしゃるようですよ。

良雄:それも、やっぱり、“霧の夢”っていうコードネームの人が?

舞:かどうかはわかりませんけれど。今は目的を同じにしている可能性が……。

良雄:ここで情報を整理しよう。

集めた情報を交換しつつ、今後の対策を考えます。 まず、守真は“裁きの雷”および“霧の夢”の二者を雇っていると思われる。そして明日行われる、稲尾と薬王寺の会談を潰そうとしているらしい。

作戦としては、表の入り口を守っている“霧の夢”(と他の護衛)のところにファルスハーツのエージェントを派遣、注意を引きつけておいて逆位置から“裁きの雷”が狙撃一発。

PC側は、会談を成功させることが目的となります。最低限、稲尾と薬王寺の両名は守らなければなりません。

良雄:ということは、黒幕は守真なんですね?

舞:と思われますね。

良雄:なるほど。じゃあ守真を潰せばいいんですねっ。

舞:んー……。

良雄:何か、問題が?

舞:支部長さんの昔のお知り合いですから……。できれば昔のように、一緒にいられればいいと思います。

良雄:わかりました。(GMに)オレは当日の警護は何もないの?

GM:ないです。

総角:つまりそれは、会合のある場所見に行って、狙撃ポイントをあらかじめ当てろって奴ですか?

良雄:かもしれないですねぇ。狙撃ポイントがわかればいいんですけど……(ぽむ)支部長なら、狙撃ポイントわかるかもしれない。スナイパーだ彼はっ。

舞:会談する場所は支部長が知ってるわけだから、狙撃できそうないいポイントがありそうですかと聞けば全て解決?

GM:教えます。

良雄:教えられた。さすが支部長だ。

ここで得られたのは、“裁きの雷”は会談を行うビルの隣りにあるビルの屋上から撃ってくるだろう。という情報でした。他からも狙えるけれど、そこが一番発見されづらいポイントとのこと。

良雄:[情報:UGN]でだね、“裁きの雷”についてのデータがあるかどうか。(ころころ)20!

GM:“裁きの雷”。彼はバニシング・レイという技を持っています。

良雄:そのさ、無属性が潰れてしまいそうな名前怖いんだけど(笑)

GM:「装甲の合間をぬって撃つこともできるようだ」

良雄:おっと〜? それってつまり、《ピンポイントレーザー》って言わないかい?

GM:「おそらくは奴が(事件の)張本人だろう」と、これは支部長の感想ですね。

総角:なにっ!? 何でスナイパーがっ?

良雄:え、こいつが黒幕なの?

GM:これ、希望が入ってます。

良雄:黒幕であってほしい?

舞:つまり、守真が黒幕っていうのは嫌だなぁと。

総角:ああ、なるほど。

GM:隠密能力はまぁまぁある。そして、シンドロームもう一つはエンジェルハィロゥ。狙撃の内容は話しますよね?

良雄:うん、もちろん。

GM:「まだ本気ではないだろう。気をつけた方がいい」

総角:先ほど撃たれたのは、警告なんでしょうか?

GM:「いや、警告ではないだろう」

良雄:それはつまり、オレ《竜麟》見せちゃったから、これ以降は《ピンポイントレーザー》来るよって言われてるのと同じなのかな(笑)

舞:うーん。でも一発で倒れてるからね。なんだ、《竜麟》使ってもそんなもんか。《竜麟》使われても平気じゃ〜ん。って思ってるかもしれない(笑)

GM:あともう一つ。結構改造を受けたサイボーグですね。

舞:“霧の夢”さんは……

良雄:“霧の夢”は教官だから、利用されてるだけなんだー。どんどん。

舞:いや、戦力かどうかのお話ですから。

良雄:あ、まぁね。戦力としてきたときを考えると、オルクス/ソラリスとか聞くと《絶対の恐怖》とか、とんでもないものがあるわけで。

GM:[知識]で振ってみて。

良雄:知識? あ、オレは知ってるんだもんね。(ころころ)ああ、よく覚えているさ! 15。

GM:霧とともに、何か喋ってきたなぁ。

良雄:《ポイズンフォッグ》の予感です。何が霧になってるかまでは思い出せますか?

舞:《竹馬の友》が入っていた。とか……。

GM:いろいろと、喋ることに長けてましたね。

総角:わー。《絶対の恐怖》〜。

GM:自分もついつい喋ってしまったことが2〜3回あります。

良雄:隠しておきたかったことを、喋ってしまったことがある……。《竹馬の友》というかそのへんというか、そんな雰囲気を得る。

GM:あと一回、すっぽり忘れてて「あらあら忘れたの?」と嫌みに言われたことがある。

良雄:いやーっ。それは《忘却の彼方》。了解。

舞:あらあら。

良雄:そんなことを思い出した。そういえば教官は、ぺらぺーらぺーらぺーら(笑)

舞:[情報:UGN]で、池谷の考え方に同調してる人がどれくらいいるか。を、知りたい。

GM:さすがに急進的すぎて、ついていけないというのがいるようですね。振ってみてください。

良雄:オレも振るよ。そういえば池谷さんは……(ころころ)6。盲信的だったんだな(笑)

舞:(ころころ)17。

GM:同調しそうな人は、いないこともない。同調しない幹部たちもいっぱいいます。

舞:なるほどね。池谷さん率いる勢力は少ない、と考えていいわけだ。

敵の戦闘能力はこれでほぼ把握。あとは対策ですが、これが悩みどころです。

さんざん討論した結果、おそらく時間より早く来るであろう“裁きの雷”を屋上で待ち受けて撃退、正面から来るファルスハーツエージェントはUGNの護衛に任せて“霧の夢”をどうにかする。という形に落ち着きました。

総角:屋上、飛べる人。残りは会談の場所。でいいですか?

良雄:タイマンで頑張れと? どう見ても分が悪い戦いなんだけどね。《ピンポイントレーザー》が見え隠れしてるから(笑)

総角:でもですね、向こうは回避ができません。

良雄:そうか。つまり攻撃力で一気に押し切れと。ところでこの計画だと、守真がどこにも入ってないね。

舞:守真は戦闘能力ないって言われてるから、どこかで高みの見物してる可能性が。

良雄:守真も確保できるに越したことはないはずです。そうすれば教官も、救われるはずですどんどん。

舞:守真さんは……今からどうにかしましょう。

良雄:どうにかできます?

舞:説得します。支部長に聞いてみる。守真を説得しに行きませんか?

GM:「もちろんだ」 行く気満々。

舞:じゃそれで。その後、薬王寺さんのところへいきます。

総角:我々がうろちょろしているけれども、気にしないでくれ?

舞:むしろ、私たちを護衛の一員として、一緒につけさせてくれ。で。

総角:ああなるほど。

良雄:よし、オレはこれから屋上へ行くぜ。で、待ち伏せだ。

総角:下見にはついていきます。