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Middle Phase

◆ Middle 01 ◆

Scene Player ── 原町岬 良雄

GM:じゃあミドルフェーイズ。

良雄:いやその前にPC間ロイスを決めましょう。

GM:ああそうですね。

ゲーム中ではこのタイミングで決めました。結果はキャラクター紹介ページを見てください。

GM:ではミドルフェイズいきます。何か行動する人?

良雄:そりゃ外に出るさ。

京華:はーい、放課後になったらボクも出かける〜。

総角:外になんか出たくない〜(笑)

良雄:でも家にいると家潰れるよ、多分(笑)

GM:ではシーンキャラは良雄で。

良雄:即支部から出るよ。武蔵蓮沼から出て闊歩する。下手するとそこ(京華)がUGNの施設に来るタイミングと同じになってしまう恐れがある。

京華:じゃあそれで。支部から飛び出してきたところでぶつかってあげよう(笑)

良雄:飛び出してきた。とうっ。ぐるぐるぐるぐるって回ったら……

京華:下に橘さんがいて……

良雄:むぎゅ。

一斉に沈黙。

良雄:…………。やべぇっ。やべやべぇ、殺される! 殺さないでくれー!!(笑)

京華:じゃそこで憎悪で(笑)

良雄:や、ちょっと待ってちょっと待って。怖い、恐すぎる(笑) 飛び出してきてぶつかった程度にしましょう。

京華:(笑) うんわかった。

良雄:というわけでどかんとぶつかった。どうせぶつかるんだったら、もうちょっとこうさ、食パン咥えてて似合うような人とぶつかりたかったなと思いながら(笑)ごろごろ転がってく。

京華:わかった、そんなこと言うんだ。

良雄:言わない言わない、心の中で思っただけ(笑) ごろごろごろごろ……あ、た、橘さんっ。こ、これはとんでもないことをしてしまった(笑) 大丈夫ですか、お怪我はありませんか?(わたわた)

京華:えぇ、大丈夫ですよ。

良雄:ここに何がご用で?(あわあわ) 違う、何か用ですか?(笑)

京華:がしっ。

良雄:がしっ?

京華:路地の影に連れ込んで……。

良雄:こ、殺されるー! オレ殺されるー!!(笑) ごめんなさいごめんなさいっ(笑)

京華:ちょっと静かにしてくださいよ。なんでみんなそんなに脅えるのかしら?

良雄:脅えるよ。あんたは情報屋の間では、情報屋を使い捨てにするってUGNでも響いてるんだ(笑)

京華:ちょっと待ってよ(笑)

良雄:助けてくれよ、ぶつかったことはほんとに謝るからっ。

しばし笑いが止まらず中断。のっけからハイテンションです。

京華:落ちついたところで。UGN内ではね、何か盗聴が最近……

良雄:この人さらっと言いやがったぞ(笑)

オープニングフェイズ、機密保持っていう言葉を検索してみてください。

京華:だから調べに来たの。

GM:じゃそこで処理します。

良雄:撃たれるの、また?(笑)

GM:そんなことはありません。[知覚]だったらやってもよし。

京華:何か気配を感じた。じゃあ《フィジカルエンハンス》ー。

良雄:やるなよっ!?(笑) もったいないわーっ。

京華:だってどうせ回避できないんだから。

京華は[回避]で使えるクリティカル値低下エフェクトがないため、《フィジカルエンハンス》を憶えたのです。

良雄:まぁその気持ちはわからんでもないのだが。(ころころ)7。

京華:《フィジカルエンハンス》使うよ。

一同:使うんだ……。

京華:当たり前じゃん。どこで使うんだよ他に(断言)

一同:回避、回避(笑)

京華:(無視して振る)8はクリティカルだから、24。

GM:あなたは気づきます。近くに高校生が一人いるだけですが。

京華:内緒話するために、わざわざ路地に引っ張り込んだんだから。気配を感じた時点で、髪の毛伸ばして叩くよ?

良雄:ちょっと待てー!(笑)

舞:せめて《ワーディング》を張ってから〜(笑)

良雄:つまりオレは訳のわからないまま引きずり込まれて、話をしてたらざわっと髪の毛を伸ばして……殺されるー!(爆笑)

京華:キミの後ろの方に気配を感じたんだよ。顔の脇をすり抜けてだなー……。

総角:そこ出る(突然侵蝕率を上げて登場)。

良雄:通りすがりのキミに刺さる(笑)

総角:UGNに相談しに行こうと思っていたところへ(笑)

京華:刺さんない、そっちには。(高校生を)殴るよ。

総角:いや、殴られる役をやりたい(笑) 巻き添えを食ってやられる感じ(笑)

良雄:もんどりうって倒れる(笑)

総角:どかん、ごろごろごろごろ……。なんでまたこんなことに……(笑)

良雄:今日は厄日だな。

総角:さっきの攻撃、橘さんじゃねーかうわー(笑) オレ何かやったんですか〜?(がくがく)

良雄:はっと振り向くと、可哀想な高校生が見えるわけだな、オレは。だ、大丈夫ですか?(笑)

GM:高校生も駆け寄っていますね。

舞:あ、近づいてくるのね。

京華:[知覚]で気づいた人もってこと?

GM:そう。「おぉい大丈夫か? あんた困るじゃないか。そんなことをしてもらっては」

良雄:誰に言ってるんだろう?

総角:オレですか〜?(泣) ごめんなさぁい。こんなとこ歩いてたらダメだったんですかやっぱり。ごめんなさいすいません(笑)

京華:あ、ごめん。ってそっち(総角)に謝って、もっかいNPCの高校生を縛ろうとするよ。

良雄:待て待て一般人だったらどうする気ですかっ。

京華:知らないよ。私が内緒話してるところに割り込んできたのが悪い(きっぱり)

良雄:わー!(笑) 《ワーディング》、《ワーディング》っ。オレがかけるっ。

GM:「困るなぁ」と身分証明書を見せます。

良雄:《ワーディング》中動いてるのね?

GM:動いてます。UGN飛水宮支部の支部員です。

京華:がーん。

GM:「通りがかって見てみたら……。こんなことをやってもらっちゃ困るじゃないか」

京華:お前が悪いんだー!

総角:ごめんなさぁいっ(笑) わたしが悪かったんです(笑)

良雄:まぁまぁ、この場はすごいことになっているので、ちょっとみんな少し落ちつこうじゃないか。

まったくです。

良雄:身分証明書を見ると、何て人なの?

GM:橋本良太。支部長の部下です。

京華:とりあえず怪しげだから、キミ縛っといていい?

良雄:怪しくないです。彼は隣の支部の支部長の……

京華:偽者かもしれない。

良雄:それはわかんないですけど(笑) ちょっとお茶でも飲んで頭を冷やしませんか? というわけで運動後に玄米茶でも飲みませんか(笑)

舞:喫茶UGN(笑)

ひゅぷのしすでは「喫茶UGNのUGNは『(U)運動後に(G)玄米茶でも(N)飲みませんか?』の頭文字」という噂が流れています。

良雄:行きましょう。行きましょうじゃないですか。

総角:UGNの方がいるのはちょうどいいんで……。

GM:橋本くんが飛水宮の方に行こうといいます。ここら辺はもう張られているらしくて、壊した盗聴器を見せてくれます。

京華:持ってるのか。

総角:ダメじゃん。盗聴器の使い方間違ってるよ、あんた。それ、罠に使うためのもんでしょうが。そもそも壊したら、探ってるのバレてるじゃないですか。

GM:どきっ。「ああこれ、壊すしかなくてね。いろいろ事情があって」

京華:それください。ちゃんとハンカチで拾う。証拠品としてもらっておく。

良雄:何ですかそれ?

京華:盗聴器らしい。

良雄:盗聴器? 何か不思議なことが起こっているようですねぇ。

GM:「このあたりは張りめぐらされているらしくてな。この街で話すのはちょっとヤバいから……」

京華:とりあえず近くの喫茶UGN。レモンティーくださーい。

良雄:アイスコーヒー。

総角:お水ー。

良雄:何、お金もないの?

総角:来る途中で全部巻き上げられて(笑)今手持ちがないんです〜。

京華:おごってあげるから。キミは何が欲しいですか?

総角:いやいいですよ、いつも水飲んでますから。

舞:可哀想だ〜。

良雄:「当店ではお一人さま一つはご注文していただくことになっておりますが(笑)」(<-突然店員A)

京華:おごってあげるから、さっきのお詫びも兼ねて。何がいい?

総角:え、え、じゃあ一番安いの〜。

良雄:一番安いの、玄米茶(笑)

玄米茶が一番安い、不思議な喫茶店。それが喫茶UGN。

良雄:ところでなんでボクは路地裏に引きずられて殺されかけたんでしょうか?(笑)

京華:違う(笑) だからUGNの各所に盗聴器が仕掛けられているらしいから、あそこで話したらまずい! と思ってちょっと路地裏に引っ張っていたわけで。

良雄:ふぅ、殺されるわけじゃなかったんだな(笑) ところで、何かお話があったんですよね?

京華:ないよ。

良雄:ないのかよ! じゃあなんで路地裏に連れてったんだよ。やっぱりオレを殺す気だったんだ(笑)

京華:だって何しに来たんですか、って聞かれたから、盗聴器の話をしなくちゃと思って連れ込んだんじゃないですか。

良雄:つまりオレの問いかけがいかんかったのか(笑) じゃあもう一度聞いておきます。何をしに来たんですか?

京華:盗聴器を探しにきた。

良雄:何と! ファルスハーツの仕業ですね?(びしっ)

GM:「いや、そうとは限らないらしい」

良雄:あれ?(笑) アテが外れちゃったなぁ。

GM:「内通者がいるかもしれない。という話なんだよねー。ははははは」

良雄:何と。実はボクも今ちょうど仕事を受けてまして。かくかくしかじか。

京華:どんな仕事でしたっけ?

良雄:近く、UGNのトップが来るじゃないですか。稲尾くん。

京華:ああ、らしいですね。

総角:あのー私、聞いていていいんでしょうか?(笑)

京華:いいよ別に。

だから機密保持は?

京華:キミ、私の能力に驚いてなかったし。

良雄:オレも気にしない……いや、ミッションをこなすためには仲間が必要だっ。

総角:はぁ〜。また変なことに巻き込まれてしまったぁ(笑)

GM:「あれ? その前に、キミはUGNに何の用事があったんだ?」

総角:はい、今日もいつものごとく何か変な人に襲われたんです(笑) 今回はですね、目の前で一般の方が殺されちゃったので、その報告も一応しておこうかと思いまして。

GM:「どんな人だった?」

総角:かくかくしかじかこんなことがありました。

良雄:そんなチンピラがいるらしいですよ。

京華:(良雄に)あんた正義の味方でしょ?

良雄:あー(ぽん) 何、この街にもチンピラがはびこっている。許せんな。虐殺だ!

一同:虐殺かよっ(笑)

あなたもすごい人です。充分。

GM:良太くんはちょっと驚いた感じで、しばらく呆然としていますね。「黒コート……」

良雄:黒コートなんていっぱいいるし(笑)

GM:「そうだよな〜。人違いかもしれないしな」

京華:黒コートの人、どんな人だったか憶えてる?

総角:あいつが全て悪いんだ、あいつのせいでオレはこんなに……(笑)

京華:そういえばそのウィップ、古めかしくなったね。

総角:愛用のが壊されたんで。その人が置いてった。

GM:「その黒コートってウィップ使い……?」

総角:はいそうです。

京華:(良太に)知り合い?

GM:「昔そういう人がいたけど……ただその人とは限らないし……」

京華:何て名前の人? 情報屋にあたってみるよ。

GM:宵谷昇也(よいだに・しょうや)といいます。

京華:じゃああとで情報屋さんに聞いてみるー。

GM:「仕事、頼みますね。ボクはまだ仕事がありますので」

京華:倒せばいいんでしょ?(あっさり)

良雄:悪の芽を摘み取ればいいんですねっ? (総角を見て)それには仲間が必要なんだっ(笑)

京華:キミ、ウィップ持ってるってことはまたそのうち現れるかもしれないから、護衛で。

総角:何、このウィップが悪いの?(笑)

良雄:キミは大切な何かを握っているようだ。キミはこれからブルーだ(笑)

総角:オレの人生はブルーですよ(爆笑)

良雄:というわけで、わけはあとで話す。今はボクたちについて来てくれ! 目をぎらぎらさせていうね(笑)

一同:ぎらぎらかよっ(笑)

総角:はぁ〜。はい、いいですよ。そもそも断れませんが。

良雄:断る胆力はないらしい(笑)

舞:可哀想〜(笑)

良雄:よろしくね、総角っ(笑)


◆ Middle 02 ◆

Scene Player ── 斗南 舞

舞:じゃ、支部長さんに面会させていただきましょ。

GM:副支部長の河野さんが出迎えてくれます。「よくいらしました。どのような要件ですの?」

舞:話は全て高橋支部長に通してありますけれども。支部長さんは今はどちらに?

GM:「ちょうどここで仕事をしておりますので、しばらくお待ちください」

舞:じゃあ面会室で待ってまーす。

GM:少し待つと、支部長が出てきます。

舞:電話でお話したとおりです、と弾丸の実物を見せよう。

良雄:きらーん。

舞:いかがですか?

GM:「そうだな、いいだろう」(あっさり)

舞:わーい。

GM:「守真くんといったな。その会社によろしく言ってくれ」

良雄:二つ返事で終わっちゃったよ(笑)

GM:「が、その前に少し聞きたいことがある」

舞:聞きたいこと? 何でしょう?

GM:「その守真くんというのはどういう人だった?」

良雄:気がつくと後ろに部下がざらざらっと銃を構えて……(笑)

舞:こわ(笑) えぇと、製薬会社の社長さんと名乗っておられましたよ。

GM:「どんな感じを受けた?」

舞:商売上手なやり手風。……でいいの?(笑)

GM:まぁそんな感じ。「そうか……」

舞:何か気になるようなことでもありまして?

GM:「知り合いに同じ名前の男がいたんだが……」

舞:そのお方は、今はどちらで何をなさっておられるのですか?

GM:「それが、別れて以来私にも身元がわからない」

舞:あらあら。

良雄:今はどこでどうしていることやら。と、支部長にしては珍しく人間味あふれる目を(笑)

京華:最近の支部長(笑)

とある仕事で潜入捜査をしたときに出逢った、食堂のおばちゃん。機械のようだった支部長が最近丸くなってきたのは、彼女の影響が大きいみたいです。

GM:「守真くんのことで何かあったら、内々に情報をくれないか?」

舞:そうですね……。ではあなたの昔のお知り合いだった守真さんについて、お話を流しておいていただけますか?

GM:「わかった、伝えよう。といっても、子供の頃の話だがな……」

舞:そんなに簡単に、人は変わりませんよ。

GM:「……ああ。くれぐれもその守真という人には、内密にお願いする」

舞:わかっています。

GM:というところで、彼は「そろそろ仕事だから」と、ちょっとぼーっとしながら去っていきます。

舞:じゃあ帰りしなに、どこかの喫茶UGNに寄って。仕事用の携帯使って、守真さんに連絡を入れておこう。取り引きは無事完了しました。

GM:「そうか、それはよかった」

舞:このように彼に連絡を取ってください。と、支部長さんから示された連絡方法を教えておきましょう。

GM:はい。ではそのあとで、支部長の昔話が聞けます。

もともと天涯孤独の身の支部長は、一時期孤児院にいたことがあります。そこに、4人の仲間がいました。

良雄:ゴレンジャー(笑))

GM:支部長入れて4人です。)

舞:四天王がいるんだ(笑))

そのうちの一人が、守真。彼は気さくな人で、電気機械をいじくるのが好きでした。やがてばらばらになってしまい、それ以来消息不明。支部長も暇を見つけては捜しているものの、彼の能力をもってしても見つけることは未だ叶っていません。

他の二人は、一方はエージェントとして支部長と一緒に仕事をしていますが、もう一方はやはり行方しれず。

GM:まだそんなにエフェクトが揃ってない頃の話です。

良雄:え、そんな孤児院だったんだ?

GM:UGNの息が思いっきりかかっています。当時の支部長は《天性のひらめき》が目立つ程度で、今よりももっと暗い人でした。

舞:残った一人と守真については、今何やってるのか一切情報がないということね……。

良雄:守真のことを語る支部長は、とても人間味を帯びた眼をしていた。

GM:実際ほんとにそんな感じです。

舞:じゃあ、そうね。情報屋さんに、守真のことを調べてもらうように流しておきます。製薬会社の方は、過去に怪しいところがないかどうか、学問で。

GM:過去の経歴とかは、ビジネスになります。

舞:じゃ[情報:ビジネス]で振りましょう。《ベーシックリサーチ》組み合わせて……(ころころx2)18。

GM:高いな。輪製薬会社は、近年武蔵蓮沼市に引っ越してきました。なぜ武蔵蓮沼なのかは、はっきりしません。業績は良好ですね。さらに、UGNから来るイリーガルな仕事をたまにこなしています。

良雄:仕事の内容は?

GM:薬を調合してくれ、とかですね。

舞:まぁ製薬会社ですから。

GM:しかし武蔵蓮沼に来る前は、UGNを毛嫌いしていたようです。だからってどこにつくわけでもないみたいなんだが。

舞:んー。守真さんは、最初から社長だったのかな?

GM:そうですね。守真さんが作った会社です。

舞:なら守真さんに代替わりしてから変わったとか、そういう感じではないと。創立何年くらい?

GM:2〜3年。武蔵蓮沼に来たのが、半年前くらいです。

舞:それだけではまだ何とも。じゃあ守真さんについて[情報:裏社会]で。《ベーシックリサーチ》入れて(ころころx2)18。

良雄:回るなぁ。侵蝕値2のくせに強い。

GM:守真くんは、傭兵の下で生きてました。

舞:過去形?

GM:過去形です。傭兵に育てられました。何かのきっかけで拾われたみたいですね。比較的自由平凡に年月を過ごしていました。守真さん、UGNは嫌ってます。UGNを調べたことも一度あるようですね。

舞:あらあら。その傭兵については、情報出てくる?

GM:今は守真さんと離れてます。オーヴァードの傭兵さんですが、特に有名というわけでもありません。面倒見はよかったらしく、悪い人じゃないみたいです。

舞:その人はUGNの仕事を受けることもあった?

GM:もちろんあります。

舞:じゃその人の影響ってわけでもなさそうね。何かあったのかしらん。えーと、孤児院ってどこにあるのかな?

GM:関東ですが、ちょっと遠いですね。あと重要なことですが、守真さん、ハッカーの能力を持っています。オーヴァードで、情報戦に優れています。支部長とは別のタイプみたいですね。

舞:なるほどね……。じゃあそこまでわかった時点で、支部長さんの方には、こちらが仕事を請け負った守真さんについてはこんな感じでした。というカタチで、UGNをあまり好きくないらしいというのと、情報戦得意で、機械系メイン。というのは流しておこうかな。

GM:了解。

舞:あとは……ハッカーの知り合いに、守真っていうのがどれくらい名うてのハッカーなのか、っていう話を聞いておこ。[情報:ウェブ]でいいですか?

GM:どうぞ。

舞:《ベーシックリサーチ》……(ころころx2)あ、回らなかった。8しかいかない。ま、すごい人ってことがわかればいいや。

GM:結構有能なハッカーです。電気関係で、いろんな技能を持っているようです。

舞:はぁい。それだけわかれば充分でしょう。

GM:(裏でいろいろ判定しつつ)支部長からメール。

良雄:むぅ、それは知っていた(笑)

舞:がーん(笑)

GM:「キミのメールを見て、自分の中の情報を整理してみたんだが……。彼が、私の知っている守真かもしれない。ただ、今彼が何を考えているかはわからない。気をつけてくれ」

舞:気をつけるのは、むしろ支部長さんの方ではありませんか?

GM:「もちろん、こちらの方は気をつけておく」

メールなのに即反応。チャット状態?

舞:彼がUGNを嫌うようになったことについて、心当たりありませんか?

GM:「…………。孤児院に行ってみるといい」

良雄:直接は教えてはくれない支部長。

総角:行けばわかる。

舞:自分の口では言いたくないらしい。それではまた何かありましたら。かちゃ。電話切って。

切ると「かちゃ」と鳴る、世にも珍しい携帯電話をお持ちのようですよ奥さま。

舞:お代払って店から出て行きます。からーんからーん。孤児院へ向かいます。