青のレクイエム
第3話 青のレクイエム

MIDDLE PHASE

◆Middle05◆甲月シュージ

GM:病院の集中治療室の一室。どうやら彼はレネゲイドのひっこみがつかないらしく、翼が出たままです。その青い翼には血がこびりついて痛々しい。
シュージ:えう。
GM:意識が戻ったって話だけど、今は寝ている。
シュージ:寝てるのかぁ……。血、このままは痛そうだから、拭く。
GM:拭こうとして羽根に触れると、ゆっくりとアインが目を覚まします。
シュージ:あ、おはよう。
GM/アイン:「おはよう……シュージ君?」
シュージ:うん。あのね、名前考えてきた。
GM/アイン:「そう。どんな名前?」
シュージ:一樹君。
GM/アイン→一樹:「か・ず・き?」
シュージ:うん!
GM/一樹:「ありがとう、嬉しいよ。数字じゃない名前で呼んでくれたの、初めてかもしれない」
シュージ:うん。数字やだって、央樹君も言ってたからね、だから、央樹君から「樹」をとって、アインは「1」って意味だって聞いたから、「一」で、一樹君。
GM:嬉しくて声も出ない様子ですね。
シュージ:気に入ってもらえてよかった。
GM/一樹:「そういえば、あのときの皆は無事だったの?」
シュージ:えーとね……瑠璃ちゃんとか遥歌くんとかは元気。
GM/一樹:「そう、よかった。……真琴君は?」
シュージ:真琴君は……まだ見つからないの。
GM/一樹:「真琴君、なんであんなことしたの? 真琴君はシュージ君の友だちじゃなかったの?」
シュージ:うん……。なんか、難しいのよくわかんないんだけど、真琴君変わっちゃったのかもしれない。
GM/一樹:「そう……。央樹君、助けられるといいね」
シュージ:うん、ありがと。
GM/一樹:「ボクはまだ、動けそうにないから」
シュージ:いいの。ゆっくり休んで、はやく元気になってね。
GM/一樹:「うん! そしたら……」
シュージ:そしたら、一緒に遊ぼうね!
GM/一樹:「ボクも、ちょうどそれを言おうとした(笑) ……そうだ、エイラス様は?」
シュージ:エイラスさん、まだ寝てる。エイラスさんも早く元気になるといいね。
GM/一樹:「そうだね……。央樹君のこと、助けに行くの?」
シュージ:うん。
GM/一樹:「危険じゃないの?」
シュージ:んー、大丈夫だよ。
GM/一樹:「……うん、大丈夫だよね。まだ1回もあったことない、ボクの……なんといえばいいのかな……ボクの、兄弟?」
シュージ:いいんじゃないかな、兄弟で。
GM/一樹:「会ってみたいもん。そうだ、これ持っていって。お守り」
シュージ:なぁに?
GM:青い自分の翼のうち、綺麗なところの羽根を1枚抜いて、あなたに渡します。
シュージ:綺麗だね。
GM/一樹:「別に、何もないけどさ。お守り」
シュージ:ありがとう。もってくね。じゃあ僕は……一樹君が元気になったら、ご飯作るね。一緒に食べよう。
どこかの瑠璃:何をデスワード連発してますか(笑)
GM/一樹:「ごはん……?」
GM:一樹君は、ご飯を食べたことがないんですねー。
シュージ:なんで?
GM:ご飯を食べる必要がなかったんだもん、実験体で。だから、いまいち実感がもてない感じ。
シュージ:そうなんだ。じゃあ一樹君が元気になって、央樹君が帰ってきたら、皆でご飯。
GM/一樹:「うん。なんだかわかんないけど、楽しみにしてる」
シュージ:おいしいの作るから。
GM/一樹:「それまでにボクも元気になるから」
シュージ:うん、でも無理しないで。ゆっくり休んで。
GM/一樹:「うん……ちょっと、いっぱいお話したら疲れちゃった」
シュージ:あ、ごめんね。
GM/一樹:「少し寝るね。来てくれてありがとう」目を閉じながらぎゅっとあなたの手を握ります。
シュージ:うん、おやすみ。そっと握り返す。
GM:一樹君はすぐに寝息を立てます。でもその表情はさっきとは違って明るい。というところでシーンを終わります。

◆Middle06◆如奈瑠璃

GM:るりっちだけまだ情報を共有してないんだよね。
瑠璃:だって接点ないんだもん。
GM:さっきのシーンで和歌子先生を送るという接点を蹴ったのはあなたです(笑)
瑠璃:あれ(笑) だって、皆でぞろぞろ行ってもねぇ。その後ずっとシーンにでっぱなしになっちゃうし。

瑠璃:今調べられることは、真琴君が今どこで何をしているか、くらいかな。
GM:それは<情報:裏社会>で。……そんなタイミングで聞かないでくださいよ!
瑠璃:(ダイスを数えながら)そろそろ知っておかないとやばいじゃないですか。ひらめいとこうかなぁ。
GM:GM困っちゃったなぁ……。ファンブれっ(笑)
瑠璃:(ころころ)16。
GM:(がく)真琴君、第2話が終わってから基本的に三重俊之の元にいる。で、現在何をしているかっていうと……どうやら、1人で出かけてるらしい。
瑠璃:へー。
GM:行き先を考えると、シュージ君に会いに行ってるんだと思う。
瑠璃:……なるほどね。
GM:こんなタイミングで聞かないでよぉ(一同爆笑)
瑠璃:じゃあシュージ君がどこにいるのかも知っておかないと大変なことになりそうだ。シュージ君はどこにいるのかな? <情報:UGN>かな?
病院のシュージ:直接電話じゃだめなんだ!?(笑)
瑠璃:だって侵蝕値あがっちゃうでしょ?
病院のシュージ:まぁ、うん。あ、病院だから電源切ってる(笑)
瑠璃:つながるわけないじゃんっ!
病院のシュージ:ごめんなさーい(笑)
GM:まあ、その情報はすぐ出てきます。アインに会いに行った。……言いにくいな(笑)一樹君に会いに行った。
瑠璃:おっけー。とりあえず病院に向かおう。

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