MIDDLE PHASE
◆Middle02◆如奈瑠璃
瑠璃:私はいつもの喫茶店で「ふ〜ん、この3人ねぇ」って神隠しにあった3人の情報をぺらぺら見てる。これだけだとまだなんともわからないんだよね。目撃情報とかある?
GM:それは<情報:噂話>か<情報:裏社会>で。
瑠璃:噂話で。(ころころ)11。
GM:目撃情報はでてこないですね。
瑠璃:いなくなった人の友達から最近様子がおかしかったとかいう話は?
GM:ない。何の前触れもなくいなくなった感じですね。
瑠璃:なるほどね。じゃあ<裏社会>いってみましょうか。ご〜ろご〜ろ。15。
GM:ふむ。……目撃情報がでました。単純な家出ではなく間違いなく失踪事件です。ただ誰がやっているのかはわからない。目的も謎。ただ誰かに誘拐されたことは間違いないようですね。
瑠璃:誘拐にあった時間帯は?
GM:夜。
瑠璃:場所は広範囲?
GM:3ヶ所だから広範囲もくそもあったもんじゃないんだけどね。人目につきにくいけど人通りのある場所に近いところ、というのはあります。
瑠璃:これから事件が起こりそうな場所って、山ほどある?
GM:それはわからないね、ちょっと。
瑠璃:う〜ん。今回UGNからは辿れないから……そうだねぇ……。夜の街を出歩くのはあまりにもアバウトすぎるから、もうちょっと絞りたいところではある。……UGNの武蔵蓮沼支部が今抱えてるでかい事件とかある?
GM:天羽央樹失踪事件。今はそれだけですね。
瑠璃:じゃあ人材が足りなくてあっぷあっぷなわけじゃないんだ。
GM:そういうわけじゃない。意外と暇かもしんない(笑)だから今回動いていないのは明らかにおかしいね。
瑠璃:まぁそれは上のほうから何か言われてるんだろうからいいとして。何か絞れるかな、鈴島翔子について調べてみよう。
瑠璃は薬王寺支部長から調査の進展具合を聞こうと試みるが応答がなかった。不審に思いつつ、手元にある情報を再確認する。事件以来、鈴島翔子に関する目撃情報はなし。武蔵蓮沼市内にいない可能性も高い。どうにもやっかいなことになってきた。
瑠璃:……そうだな、神隠しに会った3人の最後の目撃情報のあったあたりを見に行きましょう。
GM:そうやって現場に向かうと……どっかで誰かがこける音がする(笑)
瑠璃:ふぅーん(笑)……なんか見つかった?
GM/付渡:「なんで《縮地》って難しいかなぁ」
喫茶UGNの白雪:お前だけだ。
GM/付渡:「分かったことがあったから報告しにきたぞ。この事件について、他に動いている奴らがいる。UGNの研究所知ってるか。あそこの研究者、久遠寺遥歌と桐生白雪の2人が動いているらしい」
瑠璃:ああ、あの2人ね。
GM/付渡:「あと、どうやら神隠し事件については甲月シュージにも伝わっているらしいんだが、それ以上は伝えられないでいる状況のようだ。上からの圧力と見て間違いないだろうな」
教会のシュージ:しゅーん。
GM/付渡:「そろそろ研究所のほうにも圧力がかかりはじめるんじゃないかと」
瑠璃:なるほどね。
GM/付渡:「そうなるとだいぶ動きにくくなる。だから今のうちにそいつらと合流しておいて、独自に動くのがいいんじゃないかと思う」
瑠璃:ふんふん。
GM/付渡:「しかしだ、俺は1人は分かるが、もう1人は知らん」
瑠璃:あぁ……ヘンな人。一応、人。
一同:うはははは。
喫茶UGNの白雪:今、一応って言いましたよ?
GM/付渡:「そうか、じゃあヘンな人はまかせた(笑)」
瑠璃:……。
喫茶UGNの遥歌:嫌そうな顔だぁ〜(笑)
GM/付渡:「俺はやっぱ知ってるほうがやりやすいから……知ってるんだろ?」
瑠璃:まあいいよ。連絡はつけとく、適当に。
GM/付渡:「じゃあそういうことで捜査続行。なんかあったらまたそのへんでこけてるから」
瑠璃:あんた、こけないですむ方法考えたら?
GM/付渡:「上から落ちてきて受身をとろうかと考えたんだが、失敗したときのリスクがでかいんだよな」
瑠璃:……(ため息)ま、がんばってね。
GM:そんなわけで彼は消えていきます。このシーンは終了。
◆Middle03◆甲月シュージ
GM:手がかりが見つかったと思ったのにしょんぼりなシュージ君。
シュージ:しょんぼり。だって何にも教えてくれない……。なんで何にも教えてくれないのかなぁ、って真琴君に向かってしょんぼり。
GM/真琴:対面でしょんぼりしながら「教えてくれない事情が何かあったんじゃないかなぁ」
遠くの瑠璃:大人の意見だー(笑)
GM:一応ノイマンだから(笑)
シュージ:んー。僕が何かしたら迷惑なのかなぁ?
GM/真琴:「薬王寺さんもシュージ君を危険に晒したくないのかなぁ?」
シュージ:……でも僕だって央樹君助けたいし。
GM/真琴:「それは僕も同じさ」
シュージ:だよねっ。
GM/真琴:「うんっ。じゃあ、僕らだけで調べにいく?」
シュージ:どうやって? 何したらいいのかなぁ?
GM/真琴:「だってわざわざ手がかりが見つかったって言いに来て、『その手がかりは言えません。ところで神隠し事件が』って(一同爆笑)何かおかしいじゃん? その言い方」
シュージ:んー? んー(考えてる)……うんっ!(一同爆笑)
GM/真琴:「だよねだよね」
シュージ:うんっ!!
GM/真琴:「ひょっとしてそういうことなんじゃないかなって思ったんだけど」
シュージ:じゃあその『神隠し』を調べればいいんだね!
GM/真琴:「そうだね!」……子供ふたり(笑)
シュージ:うーんと……じゃあ神隠しってどーやって調べればいいんだろう?
GM/真琴:「やっぱりこういうときは町に出て話を聞いたほうがいいんじゃないかな」
シュージ:そっかぁ……。
GM/真琴:「誰か頼りになる人っていないの?」
シュージ:……「感服」しているるりっち?←PC間ロイス
GM:なるほどね。
シュージ:なんかね、ものすごく物知りなおねーさんがいるのー! 瑠璃ちゃーん。
GM/真琴:「ああ、あの人ね。そういえば僕もこの間、天羽君が消えたときに……一緒に、いたなぁ……しょんぼり」
シュージ:しょんぼり。
GM/真琴:「そうだね、あの人ならなんとかしてくれるかもしれない」
シュージ:なんか知ってるかもしれなーい。よし、瑠璃ちゃんに連絡してみよう。えーと電話番号……。
GM/真琴:「あ、僕が知ってる。」プルルルル。
瑠璃:もしもし?
GM/真琴:「あ、如奈瑠璃さんですか? 佐賀真琴です」
瑠璃:あら久しぶり。
シュージ:(傍らで)シュージでーす。
GM:というわけでかくかくしかじか。
喫茶UGNの白雪:す〜いすい。
やっぱり「す〜いすい」らしい。
シュージ:だから神隠し事件調べたら何かわかるのかなぁって。
瑠璃:ああ、分かるんじゃない?
シュージ:でね。瑠璃ちゃん物知りだから何か知らないかなぁって思って。
瑠璃:AさんとBさんとCさんがいなくなったの(さらっ)
シュージ:すごーい!(笑)
瑠璃:どこ行ったか知らないけどね。
シュージ:うん……。で、それ央樹君がいなくなったのとどう関係するんだろう?
GM/真琴:「何か関係すると思うんですよ。わざわざ支部長がここにきたくらいだから」
シュージ:瑠璃ちゃんは今神隠し調べてるの?
瑠璃:調べさせてる(一同笑)
シュージ:調べさせてる……じゃあ瑠璃ちゃんといれば分かる。
瑠璃:どうかな。調べてるのは私じゃないし。
シュージ:そっかぁ。
GM/真琴:「じゃ、じゃあ何か分かったら。僕たち、天羽君探したいんです」
シュージ:探したいのー。
瑠璃:なんも連絡ないの?
シュージ:うん……。
GM:電話の向こうで二人ともしょんぼり(笑)
瑠璃:じゃあ何か分かったら連絡するわ。だから下手に出歩いて変なことにならないようにならないようにね。
シュージ:うん……。
GM/真琴:「うん……やっぱ子供だけじゃだめなのかなぁ」
シュージ:気をつける……(しゅーん)
GM:天羽君と外見年齢は大して変わらないんだけどね。
瑠璃:だってシュージ君の能力まではまだ知らないし。真琴君はこの前何してたかってゆーと……走ってた!(笑)
GM:わたわたしてた。いじょ!(笑)
瑠璃:ちょっとその二人だけで動かれると怖いかな(笑)だから動くときは気をつけてね。
シュージ:うー……どう動いたらいいかわかんないのー!
瑠璃:ああ、それだったら考えてくれる人がいるから一緒に行きな?
シュージ:どこー?
瑠璃:んーとね、と遥歌君と白雪さんの名前を出しておきます。
シュージ:なんか知ってるの?
瑠璃:うん、たぶん。
シュージ:わかった。ありがとー♪
瑠璃:動くときはその人たちに連絡とってからのほうがいいよ。
シュージ:はーい。じゃあ、またねー。
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