「大洋を渡れる翼を皆持っているんだ。私もお前も。」

丸投げ支部長、略して「支部長」といわれているUGN飛水宮市の支部長。狼王、フェンリル、”ロボ”というコードネームで知られる。主にかかわった事件（セッション）は、「翼ほしくて」、「生神の少女」、「ペルソナポート」、「ブラッティエクスペリエンス」、「トゥルーナイトメア」・・・etc。大木君の親友を助けるのに成功し、操られた親友を助けるのに成功したり、翼ほしくてでは非常に重要な役割をはたす。一方、ボスクラスを逃がしてしまったことなど失敗談も持っている。完全主義者なのか、執着でむなしくライフル構えてはっていたりこともあったり、同じ孤児を敵にして踏ん切りつかず振るわなかったこともあった。

「すまないが、それをしまってくれないか・・。思い出すのも嫌なのでな・・・。」

　ノイマンの能力を生まれながらにもち、「天才」として扱われた神童。しかし、そのあまりの能力のために化け物として扱われたようであり、捨てられてしまった。このことは、彼に肉親に対する複雑な感情を呼び起こさせる原因となってしまっている。その後、UGNの息のかかった孤児院に入れられ、生活することができた。しかし、そこは精密に監視、管理され、UGNに都合の良い人形を作るように教育をなされる場所であった。戦闘マシーンを作る場所。孤児たちにとって、動物園の檻よりもひどい場所・・・。彼の脳裏に沸く、「これは違う」というインスピレーション・・・。高橋神人は、仲間と脱走計画をたて、実行した・・・。この事件の時、おとりになった神人と親友の良太がつかまったことで、とあるUGN施設の子供二名が脱走に成功することとなった。主犯格である神人をどうするのか・・・。UGNではもめていたらしい。その時、UGNに力をもっていた研究者である高橋和人に彼は救われることとなる。そしてこの新しい養父のおかげで彼は、孤児院の外（それも海外）にでることができたが、友人たちと離れ離れになってしまう。

「良太、共に大海を超えよう。」

成長した彼は、UGNのエージェントとして働き、再び日本に舞い戻ってきた。かつての仲間と再開するために。そしてついに再開し、仲間を集め、「共生」という理想に向けて、温和な道を探したどりつつ進んでいる。UGNの今の状態、拘束されすぎたチルドレン、UGNで起こしてしまった悲劇などの弊害も変えたいとは思っている。その一方で、UGNの（知られている）役割の重要性と、それがなくなったときのことをよく理解してもいる。彼は改革案を上層部に通そうと考えている。

「知っている。」「十分ありえるな。」

　普段は部下に情報を集め指せて自身もその能力を生かして情報を整理し作戦を立て、その後自身が前線に立って事件の解決に当たるというスタイルをとる。彼がいると、情報の達成値がインフレを起こすし（笑）能力は高く部下から信用されている。てか、集めた仲間という話もあるが。そのときの特技が「丸投げ」（笑）。さらに、部下が調べてきた情報を知っていたなんてこともある。仲間である部下は慣れてしまっているようで、支部長にはできない能力を持つことも多いのでまあいいのだが。その過去から強度の人間不信だったこともある彼は、すべてを自身の手で決めないときがすまない。得意な戦闘スタイルは狙撃。一撃の意味を知る一流のスナイパーであり、その方面では「フェンリル”ロボ”」の名はかなり知られている。

「よろしく頼む。」「そうか・・・。」

　普段の実生活だが、使用人付きの一見恵まれた生活を送る。武蔵蓮沼支部との連携をとるために武蔵蓮沼高校に通い、一年生として在籍している。もっとも彼にとっては、知っている「常識」をならうはめにもなっているのだが。しかし、ほかのキャラクターとの「日常」は、彼にとって癒しになっていることも確かだ。養父のように研究者になりたいなどとという夢も持っている。ちなみに、かれが16歳で高校生であること、フェンリル”ロボ”ということ、高橋神人という名前・・・、ひっじょーーにプレイヤー及びキャラクターが忘れていることが多いことを明記しておく（笑）また、文字通り、支部長やエグゼクティブの物言いである（笑）元天涯孤独の身。人付き合いは苦手で、そこらへんの不器用さは折り紙付き。