翼ほしくて |
|
◆ Ending 01 ◆ |
Scene Player ── 原町岬 良雄
|
GM:エンディングフェーイズ。……何したい?(笑)
良雄:支部にいると思いますよ。教官はどういう扱いになっているのかな? UGN内部では。
GM:死亡。
良雄:それだけ?
GM:人事異動されてます。
良雄:なるほど。新しい教官が来たわけだな。
GM:そうですね。それとともに、キミは正式なエージェントとして、迎えられます。
良雄:はぁ。チルドレンながらに、何故かエージェントになってしまいました。
舞:エージェント待遇のチルドレンになったんだ。
良雄:たった一回で随分な昇進だが、確かにアレ(トップの稲尾)の護衛だからなぁ。
GM:仕事先は武蔵蓮沼、こいのぼりの管轄のどこか。
良雄:おたく(総角)高校生だったよね? どこにいたっけ?
総角:武蔵蓮沼高校。
良雄:じゃあ、自分は武蔵蓮沼高校への配属を希望します(笑)
GM:「了解した」
良雄:そして武蔵蓮沼の平和を守っている所存であります。
GM:「存分にその力を発揮するがいい」 というわけで、仕事にそのまま行ってください。
良雄:はーい。じゃボクはそのまま仕事行くついでに、池谷さんの記録が残っているかを調べるんですが。その施設で。
GM:記録は、一応は残ってます。
良雄:ボクはそれをちぎって、捨ててしまいます。ポケットに突っ込んで、そのまま外に出る。
一同:おー。
良雄:彼女はやることは間違っていなかった、早すぎたんだ。と畳んで、カードスロットルして、どっかに投げ捨てる。
GM:えー。すごくかっこいいんですが、そうするとオチがついてしまうんですよ(笑)
良雄:別にいいですよ(笑) 何でしょう。
GM:あとから「情報を操作したのはキミかね?」
良雄:ああ、はいはいはい。それでエージェントから降格して、チルドレンになりました(笑)
一同:はやっ!(笑)
◆ Ending 02 ◆ |
Scene Player ── 橘 京華
|
GM:連絡が入りました。支部長からお礼の手紙と、部下の不手際について……
京華:不手際?
良雄:おたく不手際気がついてないけど(笑) 橋本くんがいろいろと不手際をしてたんですよー。
京華:大丈夫、気がついてないから(笑)
GM:というわけで、報酬もらえます。
京華:わーい、ありがとう支部長ー。
GM:で……外に橋本くんが歩いています。
良雄:いきなり髪の毛伸ばすとか言わないでね(笑)
京華:言わないよそんなことは(笑) 気にしないで通り過ぎようかな。
舞:もう Out of 眼中だよね。
京華:うん。
GM:途中で彼はびくと気づいて、そのあと普通に歩いているように装ってますが、あきらかに……(笑)
舞:右手と右足が一緒に(笑)
京華:全然気づいてないよ(笑) 気にしないでお弁当を持って、今日はピクニックに行く予定だったので、正人さんを迎えに警察署の方に向かいます。
◆ Ending 03 ◆ |
Scene Player ── 哀河 総角
|
GM:どんなエンディングがいい?(笑)
総角:修行。
舞:いつかヤツを倒すために。
良雄:そうか、あとで強くなって帰ってくるのか。
総角:山篭り。
GM:その修行してる最中。黒コートが見えたような気がした。
総角:それやられると、エンディング壊れるからやめてください(笑)
GM:そしてその黒コート。普通のおじさんでした(笑)
良雄:全然違う人なんだ(笑) たまたま山の中を歩いていた人に向かって、ワイヤーウィップを放ってしまった、不幸な人。
総角:待てーい(笑)
舞:いや、放とうとして、あ、違う違うって止めたら……
総角:止めたら自分に絡まる(笑)
良雄:あーっ、ざばーん(滝に落ちる)
総角:じゃそれで(笑)
最後まで可哀想な男、総角。
彼の未来に、幸あれ。
◆ Ending 04 ◆ |
Scene Player ── 斗南 舞
|
GM:支部長が、守真くんを伴って現れます。「すまないな、この前は本当に世話になった」
舞:そんなことありませんよ。頑張ったのは私じゃありませんから。
GM:「いや、キミがいなければ、こう……うまくは行かなかっただろう」
良雄:という風に、ちょっとどもりながら支部長らしからぬ人間らしさを見せた(笑)
GM:守真くん。今度UGNに服役した後に、UGNの方で働くことになりました。「喫茶店を兼ねながらやりますので、できれば来てください」
舞:じゃあ……機会がありましたら、またお逢いしましょう。
GM:というわけで、去っていきます。
舞:はーい。
GM:そして。黒コートがここに現れて、去っていく二人の後ろ姿をじっと見ています。
舞:向こうからは何か言ってくる?
GM:いや。ただ無言で、じっと見つめている。
舞:声は、かけたんですか?
GM:「いや。かけれることはもうないだろう」
舞:あの二人は、あなたがどんなあなたでも、あなたの声を待っていると思いますよ。
GM:「……すまない。だが……」 そのまま、歩いて去っていく。
舞:みんな、あなたを待っているんじゃないんですか?
GM:そう言うと、立ち止まって、空を見てしばらく考えこむ。そして……
「今は……まだ」
── いつか……いつの日か、には。
省略された言葉は、けれど充分に伝わった。
── まだ、やらなければならないことが……ある。
今は支部長たちと反対方向に歩いていく彼の後ろ姿を、見えなくなるまで見送って。
舞は、歩き始めた。スタッフの待つスタジオ(日常の世界)へ。