翼ほしくて |
◆ Opening 01 ◆ |
Scene Player ── 原町岬 良雄
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君の施設の長は池谷という。最近この施設にやってきた。なんだかとっても愛想がよくて親近感がわく。だが一方で、口癖の「はやくこんなことはやめさせような」というときの妙な笑みが気になって仕方がない。そんなとき、君は稲尾を狙っていないかファルスハーツの調査を命ぜられた。通信機器など必要な道具はすでに用意されている。
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GM:それでは始めさせていただきます。GMのアエオロスです、よろしくお願いしまーす。
一同:よろしくお願いしまーす。ぱちぱち(拍手)
良雄:不思議なノリのセッションだ(笑)
録音しているから、でしょう。
GM:えー、それではPC<1>。
良雄:誰?
GM:UGチルドレン……
良雄:オレだ! PC<1>も初めてだしUGチルドレンも初めてだから、誰だっけ? って思ってしまった(笑)
GM:キミは今、施設にいます。UGチルドレンがいっぱいいる施設ですね。キミはこの施設の長、池谷さんに呼び出されます。
良雄:池谷さん(メモメモ)。池谷、下の名前は?
GM:由紀子です。最近この施設にやってきた人なんですが、なんだかあなたに対してはとっても愛想がよく。
良雄:オレにだけか!? ふふん、さては……(笑)
GM:いや、UGチルドレン全体にです(笑) 例えばこの仕事やってあげるよ、とか。そしていろんなたびごとに、「早くこんなことはやめような?」と口癖のように。
良雄:こんなこと?
舞:どんなことに対して、やめようなって言ってるの?
良雄:仕事してたらやめようなって? いや仕事なんですけど(笑) そんな感じ?
GM:そんな感じです。
良雄:マジで? いやいや仕事ですって(笑)
京華:よくわからない人だ(笑)
良雄:教官、変な口癖もってますね。
GM:さてそれで、今回の仕事なんだけれども。「UGNのトップの稲尾さんが、武蔵蓮沼支部長のこいのぼり……失礼しました(笑) 薬王寺支部長と、会合を持つことになっているのよ」
薬王寺結希は、ひゅぷのしすでは武蔵蓮沼市の支部長の座に就いていることになっています。
良雄:ふんふん。UGNのトップなんですか。雲の上の存在だ。
GM:「でもそこに、一本の手紙が入ってきたのよ。『何もしなければ、当日稲尾は殺される』と ── 」
良雄:つまり護衛しろということですね?
舞:稲尾さん、今はどこにいるのかな?
GM:関東のどこかに。
舞:じゃあ、出迎えに行けというわけではないと。
GM:そうです。「手紙の差出人がまだわからないのだけれども、ファルスハーツかもしれないわね」
良雄:なに、ファルスハーツ。ボクの出番ですねっ!? わかりました、ではその狙っているファルスハーツとやらを撃滅してまいります(びしっ)
GM:「そう、調べてみてくれない? 通信機器とか、必要な道具は用意するから」
良雄:わかりました、撃退してきますっ(びしっ) ……微妙に会話が成り立ってないよ?(笑)
GM:「期待しているわ」と言って、池谷さんはぽんと肩を叩いて去っていきます。
GM:シナリオロイスは池谷さん。推奨感情は親近感/不審。
良雄:ほーい(メモメモ)。ではさっそく外に出て、今日のカードはっ! とさっさっさっと50枚くらい差しておきます(笑)
◆ Opening 02 ◆ |
Scene Player ── 橘 京華
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君は信頼でき、腕のよい探偵だ。そんな君のもとに支部長が現れる。なんでもUGN内で盗聴がされているらしいのだ。飛水宮支部ではUGNの組織内も視野に入れて調査しているのだが、表立って動けない上に別の事件も重なってしまっている。そこで外部で信頼できる君に白羽の矢が立ったのだ。報酬がわりと高い上、支部長の部下がバックアップするとのことで、君は早速引き受けることにした。
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GM:ではPC<2>、探偵さん。
京華:ボク? はーい。
良雄:探偵っ!? ああ、探偵か(笑)
京華:探偵ですよっ(笑)
京華は周りからパワーキャラと恐れられている、怖い人です。どれくらい怖いかは……先に進めばわかります、えぇ。
GM:えー、あなたのところに……いつもどこにいるっけ?
京華:平日なら学校行ってますよ。
GM:じゃあ学校にしよう。昼、あなたは屋上に来ています。そこへ、見知った顔が歩いてきます。
京華:周り中見知った顔です(笑)
GM:しまった(笑) えーと、支部長です。
ここでいう支部長とは、学校のある武蔵蓮沼市の隣の市・飛水宮市の支部長をつとめる高橋神人のことです。ちなみにGMの持ちキャラさんで、射撃が大得意な人。
京華:あれ、支部長さん。支部の方はいいんですか?
GM:「私の方も今仕事をしている最中なんだ。ところで、ちょっと来てくれないか?」
京華:え。私でいいんですか?(笑)
GM:「ああ、戦力としては期待できる」
京華:いいですよ。お仕事ですか?
GM:「仕事だ。一応探偵をやっているのだから、機密保持はできるだろうな?」
良雄:……できねー(笑)
京華:もちろんです(断言)
GM:「…………。まぁいい」(笑)
京華:もちろんですって言ったのにー(笑)
GM:人気のないところまで歩いていきます。「キミにしてもらいたい仕事なのだが……」
京華:緊急ですか?
GM:「緊急だ。UGNの中で盗聴がされている」
京華:盗聴……なんだと? 今ここでも大丈夫なんですか?
GM:「大丈夫だ、見つけて取り外しておいた。だが私の方では目立って動けなくてな。別の事件も追っているうえに、私はどうもマークされているらしい。というわけで、キミに私の部下を一人、バックアップにつけよう」
京華:いや、いらないです(きっぱり)。
舞:監視役だ(笑)
京華:動きづらいじゃないですか。目立ちます、そんなにいっぱいいたら。一人でいいです。
GM:「つけさせてもらう」
京華:いらないってばーっ。
良雄:やっぱり監視役だ。あきらめろ、パワーキャラ(笑)
京華:つけるって言わないで、勝手につけてればいいのに(笑)
GM:そんな器用なことはできるわけがない(笑) 「まぁいい、とりあえず仕事は受けてもらう。キミの財布の事情は知っている」
京華:別にうち、困ってないよ?
GM:ところが今月はですね……。
舞:車検で……。
良雄:保険の更新で……。
GM:はい、少々お金に困っております。
良雄:あと、旦那さんからの謎の出費がたくさん(笑)
京華:何だとーっ!?(笑)
良雄:何を聞いても、接待費だとしか答えない(笑)
舞:きっと旦那さんがキミにこっそりプレゼントを買ってるんだ、こっそり。
京華:だといいな。
良雄:誕生日はあと半年後だったはずだけど(笑)
京華:まぁ支部長さんの頼みだから、受けてあげますよ。
舞:偉そうだ(笑)
京華:だって(支部長は)一年生だし(笑)(<-京華は二年生)
GM:「すまないな。盗聴もとを突き止めて、できれば仲間と撃退してほしい。仲間を集めてな」
京華:ふんふん。今までわかってることはあるんですか? 盗聴器に指紋がついていたとか。
GM:特についてません。
良雄:指紋ってつくのか? というか、指紋ついてたらわかるやん(笑)
京華:でも手がかりが全然ないと……。
舞:見たらメイド・イン・ファルスハーツって書いてあるかもしれないよ?(笑)
GM:そういうことはありません(笑) まだ外したばっかりなので、具体的には支部長が戻って、その盗聴器を見てみると。
京華:仕掛けられていたのはUGNだけ?
GM:UGNだけですね、今のところ。さらにさっきの話。稲尾さんがやってきて、会談するということを聞きます。ただしまだ稲尾さんが狙われているとは話しません。
京華:盗聴されているっていうのと、稲尾さんが来るっていうのはつながらないんだけど……。
GM:来るから、今盗聴されると非常にまずい。ということです。
京華:そういうことか。稲尾さんって誰かに恨まれてるんですか?(笑)
GM:「UGNの方では特にそういう話は聞かんが。上の方の話だからな」
京華:わかりました。支部長の支部(飛水宮支部)には盗聴器仕掛けられてたの?
GM:「それはもう外した」
京華:武蔵蓮沼がわからない、と。それを剥がせばいいんですか?
GM:まずはそれで。
京華:わかりました。じゃ放課後になったらUGNの支部にでも。
GM:では支部長は去っていきます。あ、最後に一言。「もう盗聴が始まっているはずだから、会話をするときにはくれぐれも気をつけろ」と。
京華:私シナリオロイス支部長ですか?
舞:盗聴器(笑)
GM:ほんとはねぇ……しくしく(<-つける部下のつもりだった)
京華:じゃあ盗聴器で(笑)
良雄:キミ、どっかの研究者に一直線だよ(笑)
京華:いいじゃん別に。感情は(ころころ)同情〜?(爆笑)
総角:同情かぁ〜。これから壊されるから(笑)
京華:じゃあ同情で(笑) ポジティブは(ころころ)うわーこれはダメだーっ。
総角:え、偏愛?(わくわく)
良雄:そらダメだ(笑)
舞:いいじゃない、このフォルムが美しい〜とか(笑)
京華:振り直します(笑) (ころころ)えーと隔意。隔意を表で。だいたい打ち解けるって何さ(笑)
良雄:所詮無機物(笑) 偏愛にしようよ、偏愛に。盗聴器、はぁはぁって感じで(爆笑)
京華:偏愛は嫌〜(笑)