青のレクイエム
 第1話 力のダイカ

MIDDLE PHASE

◆Middle01◆佐賀真琴

GM:佐賀君。君は彼女のことが気になり、どうにかしてあげたいなぁと思ったわけです。というわけで高校生の知り合い、るりっちをおもむろに思い出してみてください。
真琴・瑠璃:知り合いだったっけ?(笑)
真琴:まぁ知り合いということにしておこう。

本来、こういうところをスムーズにするためにPC間ロイスがあるんですけどね。

真琴:じゃあるりっちさんに会いに行こう〜。
一同:るりっちさん?(笑)
真琴:名前なんだっけ(笑)いつも「るりっち」としか書いてなかった。
瑠璃:如奈瑠璃。
真琴:如奈瑠璃。ゆきなるり、ゆきなるりゆきなるり……。るーりさ〜ん。……どこー?
瑠璃:昼間は学校。
真琴:じゃあ小学校のほうが終わるの早いから正門前で待ってればいいかなぁ。ちょこんとガードレールに座って。
GM:門から出てくる女子高生にじろじろと見られます。
静漓/女子高生:「何あの子。小学生?」
真名/女子高生:「誰かの弟?」
真琴:うつむく(笑)
真名/女子高生:「かわいい」
静漓/女子高生:「もしかして、年の差カップルってやつ〜?」
真琴:それは珍しい意見かと(笑)……で、瑠璃さんいつでてくるのかなぁ。
瑠璃:人通りがなくなったころかな。
真琴:あれー、瑠璃さんいないよー(笑)帰っちゃったのかなぁ。
瑠璃:じゃあ登場します(ころころ)あら真琴君。
真琴:瑠璃さーん。力になってくださーい。
瑠璃:なんかあったの?
真琴:かくかくしかじか。というわけなんです。いじめられてた子がいたんですけど、高校のいじめってどんなもんなんですか(一同笑)
GM:高校のいじめの実態が知りたいと(笑)
瑠璃:(笑)実態ねぇ……聞きたいの?
真琴:え、え。まずいですか? お子様立ち入り禁止ですか?
瑠璃:のも。
真琴:うぅ(笑)じゃあ実態は深くは聞きませんけど、どうしたらいいんでしょう?
瑠璃:……本人の問題だからなぁ。どんな子だったの?
真琴:えーと、(GMに)どんな子だったの? 暗そうな子? それとも実は柔道黒帯なんだけど暴力はふるえないからいじめをうけてたとか?
GM:暗い子です。そんな『絶対喧嘩をしない武道家』とかじゃなくて(笑)暗い感じのロングな黒髪。
真琴:あの、なんか暗い感じの人だったと思います。
瑠璃:で、水隅蓉子? 聞いたことある?
GM:はい。一言で言うと暗い子。いかにも「狙われそう」な子。
瑠璃:ああ……。
真琴:え、瑠璃さん何か心当たりあるんですか?
瑠璃:見てどう思った?
真琴:え、あ。なんかかわいそうだなって。
瑠璃:かわいそうに見える人はいじめられやすいのよ?
真琴:あ、あ。あうあうあう。
瑠璃:いじめてたのはどんな人? そっちは知ってる?
GM:知ってる。世間体はいいんだけど、という優等生タイプの小物。
外野の静漓:「ストレスの発散」とか称していじめてるような感じ?
GM:そうそう。
瑠璃:それはさぁ、今日に限ったことじゃなくていつものことって感じなんだよね。
GM:うん。
瑠璃:…………。
GM:うん(笑)
瑠璃:……それどうしろってゆーのさぁっ(笑)
真琴:知ってる人なんですか?
瑠璃:うん、どっちも。
真琴:じゃあ瑠璃さん。なんとかなるんですね!(一同笑)
GM:あ、るりっち。いじめに絡んでるわけではないけど、皆島万葉さんもいじめっこたちのグループと仲がいいです。
瑠璃:ふーん。で、なんとかしたいの?
真琴:はい。
瑠璃:じゃあ、いじめる側がどうしていじめるのかを探さなくっちゃね。
真琴:あ、そうですね。
瑠璃:がんばってね。
真琴:ええー! え、そそんな。一緒に手伝ってください。
瑠璃:うん、見ててあげる。
真琴:はいっ。
GM:だまされてる、だまされてるー(笑)
真琴:じゃあ行きましょう。ずんずん。
瑠璃:ついていきまーす。
真琴:高校の中に。
瑠璃:放課後だよ!(笑)もう帰ったと思うけど?
真琴:あ、そうなんですか? じゃあ心当たりあります?
瑠璃:(GMに)溜まり場にしてるところってある?
GM:ない。
真琴:いじめっ子を探すぞー。ずんずん。
瑠璃:んー、じゃあ真琴君がそうやって歩いているうちに情報屋のおじいさんにいじめられてた方を調べてもらおう。
GM:んー、まず初めの段階で頼んでいた奴を<情報:裏社会>で振ってください。
瑠璃:はーい。さて、ひらめく(=《天性のひらめき》を使う)かどうか……いきまーす。(ころころ)18。
真琴:どっちが仕事してるのか分からないな。
GM:どっちの仕事をしてるのか分からない。
GM:行方不明事件について。怪しい人間として警察で加賀島高次という人間があがっています。18だと……現在星川という人がUGNから言われてそれを調べていることも分かります(笑)
瑠璃:加賀島高次ってどんな人?
GM:ごくごく一般のサラリーマンっぽい。年は30くらい。
瑠璃:サラリーマン? 今まで何かの事件にかかわったことがあるとか、経歴でひっかかることはある?
GM:それについては一切なし。ただUGNと何らかの関わりはあり。それ以上のことはでてきません。どんな関わりがあったのか、今でも関わっているのかとか。
真琴:あれ、瑠璃さんも何か調べ物で……。
瑠璃:あ、表情には一切出さないから。
真琴:おう(笑)
外野の真名:<知覚>してみると、隠してるかどうかが分かるかも(笑)
真琴:<知覚>? <知覚>ですか?(笑)←【感覚】10の人
瑠璃:えー、じゃあこっちは<隠密>で(笑)
真琴:せっかくだから振ってみようか(笑)エフェクトはないけどね……あ、ひとつも回ってないや。10。
瑠璃:じゃあこっちもエフェクトは使わずに……(ざらざらー)15。
真琴:えー、見つからない(笑)
外野の真名:まぁ小学生じゃ無理でしょ。
真琴:しかも歩いてるの僕が前っぽいし(笑)
瑠璃:そうだな。溜まり場が分からない。そしたら……。
GM:はい、溜まり場は分かりません。ところでそういえばそのうちの何人かが最近学校に来ていない。
瑠璃:んー……。とりあえず真琴君にいじめグループの人たちの名前と住所くらいは教えておこう。顔写真つきで。
真琴:わお(笑)
瑠璃:そのへんがいじめてるみたいだから、調べてみたら?
真琴:あ、ありがとうございます。けど家に突入するのはさすがになぁ(笑)とりあえずその人たちを探して町を歩いている。
瑠璃:じゃあ後ろをソフトクリーム食べながらついていく。

◆Middle02◆星川真名

真名:天羽君に連絡とれっていわれたことだし。ぺぽぱぺぽぱぽ(携帯電話)……って電話番号とか知ってていいよね?
GM:はい、番号も研究所の場所も知っています。
真名:あ、じゃあ直接行こう。さすがに電話は失礼だ。お初だし。
央樹:そう、実はお初なんですよ星川さんとは。……なのにあきれられてるー!?(笑)
真名:ごちそうさま(笑)
GM:では首の辺りを手で押さえながら出てくる天羽君に出会います。
真名:天羽央樹君って君のこと?
央樹:あ、えーと……星川さん、ですか?
真名:ああ、知ってた? 実はこっちもお噂はかねがね(一同笑)
央樹:噂?
真名:ぶっちゃけ四之宮からなんだけど。
央樹:あ、ああ。そうですか。それで、仕事なんですよね。
真名:はい、そうなんです。加賀島高次という人間を追っかけてることになってるんだけど。
央樹:加賀島……。
真名:なんでもあたしだけじゃ仕事が遅いってんで、天羽君と協力しろという話だけど。……ちょっと冷静になって考えてみたんだけど、噂によると君ってあまり……情報得意じゃないよね(笑)
央樹:ボクも仕事があるからって言われましたけど……そうですね(笑)
真名:これって烏合の衆って言うんじゃ(笑)……とりあえず、こっちでももう一度調べてみたいと思います。加賀島高次について<情報:裏社会>で。
GM:30代の普通っぽいサラリーマン。ただ<裏社会>で探れるサラリーマン。
央樹:えーと、その人物が怪しいって言ってきたのはUGN?
真名:そう。でも怪しいところなんて全然ないんだけど……。
央樹:それは<情報:UGN>で振ってみていいですか?
GM:はい。
央樹:UGNがそんな一般人を怪しいと断定した理由はなんだ……(ころころ)10。
真名:じゃあこっちも振るだけ振ってみます。8(笑)
GM:烏合の衆だー(笑)
央樹:うごうごうごうご(笑)
GM:えーと、でも10、二桁いったか。
央樹:うん。がんばりましたー。
遠くの真琴:何かを売ったらしい。
央樹:は?
遠くの瑠璃:(含みのある優しげな声で)「ああ、もちろん知っているよ」と。
どこかの静漓:あの上司が(笑)

リプレイ「少女は微笑み待ち望んだその言葉を」参照(3回目)

真琴/UGN上司?:「でも、ただではねぇ」
瑠璃/UGN上司?:「電話じゃあ話せないから、こっちに来てくれないかな」
静漓/UGN上司?:「直接、会いたいなぁ」
真名:いや、そこまでは言わない。「いやならいいんだよ?」(にっこり)
一同:ああぁーー(笑)
遠くの真琴:天羽君、変な虫ついちゃったね。
央樹:……。
GM:えーと、なんだっけ。加賀島高次。UGNの関係者、というか協力者らしい。で、オーヴァード。
真名:あれぇ。オーヴァードじゃないって言ってたのに、あいつー。
央樹:UGNの関係者なのに怪しいってことは何か裏切り行為とか……。
GM:それ以上は、現在のあなたのアクセスレベルでは分かりません。
央樹:しょぼーん。
GM:とりあえずイリーガルみたいな位置づけ、かな。
真名:ところでそもそも人がいなくなるって事件を調べて……あたしが……ふぅ。
どこかの静漓:鬱になってる鬱になってる(笑)
遠くの真琴:最近まで行方不明を起こしていた人物が(笑)

リプレイ「少女は微笑み待ち望んだその言葉を」参照(4回目)

真名:……はぁ(一同笑)
央樹:あ、あ、えっと……星川さんのせいじゃないですよ!(一同爆笑)
真名:その節はどうも(笑)
央樹:あ、いえ。ボクはあんまり……たいしたことは……。←殺しかけた人
真名:ダメだ、鬱になるこの2人(笑)ともかく、オーヴァードならそういうことができなくもないかなぁ。ここはひとつ加賀島高次の勤めてる会社を情報屋……は当てにしてもだめだということが分かったから(笑)その会社に行ってみようか?
央樹:えーと、ボクとしては、その……先に情報戦に強い方を……(笑)
真名:情報戦に強い人って誰。
遠くの瑠璃:2人とも心当たりなさそーっ!
どこかの静漓:るりっちあたり?
真名:ああ、そういえばやる気のない女がひとり(笑)
遠くの瑠璃:失礼だなぁ。やる気ないけどさ(笑)
GM:じゃあ失礼じゃないじゃないか。
真名:まぁ、あたしはあの悪名高い如奈瑠璃しか知らない。
央樹:え、如奈さんって悪名が高かったんですか!?
真名:やる気ないってもっぱらの噂?
央樹:…………反論できない(一同笑)
真名:まぁ、結果はオーライだけど。
央樹:で、でもほら……ちゃっかり……あれ?(笑)
真名:何を言っても墓穴を掘ります、天羽君(笑)
央樹:でもいろいろ教えてはくれますよ。如奈さんが自分で動かないだけで。
遠くの瑠璃:なんか頼りにされてるなぁ。そんな能力ないのに。
真名:うん、そういうイメージ。【社会】が2っていうのが意外でしょうがなかった。
遠くの瑠璃:いや、【社会】で調べるんじゃなくって、ただ現場にいるだけの人だから(笑)
央樹:それが情報を掴んでいるイメージにつながるわけですよ。
遠くの瑠璃:なるほど。
央樹:というわけで、如奈さんを捕まえてみよう。TELTELTEL。
瑠璃:ああ、呼ばれてしまった。今日は侵蝕率がすごくあがりそうな予感(ころりん)もしもし? で、それ何時ごろ?
GM:歩き回ってるのと同時刻で。
央樹:もしもし如奈さんですか?
瑠璃:ああ、天羽君? 久しぶり。どうしたの?
央樹:えーと、教えて欲しいことがあるんです。
瑠璃:何?
央樹:かくかくしかじかこんな事件を追っています。と行方不明の話を。
瑠璃:ああ、星川さんと一緒なのね。
央樹:はい。さすが情報が早いですね(笑)
真名:何、UGNって情報だだ漏れ?
GM:だだ漏れじゃない。流してもいい情報の中に入ってるだけ。
真名:なるほど。
央樹:というわけでその加賀島高次という人物について調べたいんですけど、ちょっとボクと星川さんではその辺のことがうまく動けないので……。
瑠璃:ふーん。じゃあちょっと<情報:UGN>で振ってみよう(ころころ)
GM:それはさっきと同じですね。
央樹:んー、その行方不明者の共通点は何かないですか?
瑠璃:私にいろいろ聞くよりあなたのお膝元のほうがいろいろ知ってるんじゃないの?
GM:なんでそんな星占いみたいな状態になってるの?(笑)
真名:『失せ物は遠くにあらず』(笑)
央樹:えーと、まぁそうなんでしょうけど……。
瑠璃:まだ引き出しきってないんじゃない?
央樹:じゃあ、もし何か分かったら教えていただけませんか?
瑠璃:うん、わかったらね。

央樹:ふぅ。じゃあ今度は行方不明者についても調べてみよう。行方不明者が出ているということしか聞いてない。
真名:行方不明者って、今分かってる情報は何があるの?
GM:全員オーヴァード。現在その他の共通点は分かっていません。
央樹:武蔵蓮沼市内?
GM:市内とは限らない。でも武蔵蓮沼を中心としている。
真名:行方不明者の死体は見つかってないんだよね?
GM:見つかってません。
央樹:性別も別に女ばっかりとかいうことは……。
GM:ないです。
央樹:んー、行方不明だから現場もへったくれもないしなぁ。
GM:じゃあ硬直したところでシーンを一回切ります。
真名:いかんなぁ。……何がいかんって、ミドルフェイズには何もやらないと決めているキャラで調査なんて仕事を請けていること自体が(笑)


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