「僕らも、がんばっているんだ。一歩一歩進んでいるんだよ!」 例の支部長の幼友達であり部下。部下というよりは高橋とは仲間といった感覚である。UGへの畏怖がチルドレン出身のオーヴァードの中ではかなり少ないほう。 主な登場セッションは、「風の歌」、「翼ほしくて」。ある敵の言葉に悩み、答えるために日々努力している。翼ほしくてではやはり重要な役割を果たす。そのほか、支部長の手伝いに副支部長とともごくたまに登場している。これは、信頼できる部隊だよというGMの情けのために、その保障としてでてくることが多い。
彼ははじめ、UGNの施設に隔離された状態ですごしていた。外の見えない生活・・・、いつしか彼は、外や自由への憧れを持つようになった。その『遠くへの「探求」心』を原動力に、彼はオーヴァードとして覚醒までしてしまう。強い自由と外への憧れは、彼にUGNの施設から脱走事件を起こさせることもある。一旦、事件は脱走したメンバーの一部を捉えることで収まるが、その時の脱走メンバーは、今のUGNに少なからず影響を及ぼすことになる・・・。
成長した後は彼は、信頼できる上司をもち、飛水宮市のエージェントとして活躍する。施設にいたころから持ち続けている想いによるものなのか、数あるオーヴァードの中でも、突出した遠くを見極める知覚能力をもつようになり、飛水宮支部の「眼」として活躍する。「遠見の狼」、それは彼の最大にした知覚能力の呼称であり、同時に彼のコードネームともなった。彼に見えないものはなく、それを投影することも可能。
オーヴァードと非感染者が普通に暮らせることを夢見ている彼は、気さくで明るく「社交的」であるが誠実でやさしい(そして少しお調子者な)性格である。でも、どうやら世間も上手い具合に渡る能力は持っていないようだ。隔離された孤児院のUGNチルドレンだし・・・。
飛水宮支部は他支部の増援によく駆けつけるが彼も風見市へと駆けつけている。そのまま二つの支部でせっせと働いている。・・・不幸? 飛水宮高校1年2組の天文部。天体望遠鏡大好き。武蔵蓮沼の天文部とともに活動するため武蔵蓮沼高校にくることもあると思う。
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